ポーランドの休日と祝日

日本ではもうすぐゴールデンウイーク。皆様、今年はどんな連休の計画を立てていらっしゃるでしょうか。
ヨーロッパの中でも東欧はゴールデンウイークくらいの時季が特に美しく、もちろん他の季節もそれぞれの美しさがありますが、春たけなわの5月のポーランドは一度訪れていただく価値があります!
ポーランドでは町中でもチューリップやライラックが咲きほころび、訪れた春がまさに喜びを奏でるようで、どこの風景もおとぎの国のようなのです。

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Photo from flickr



ところで、外国を訪れるときに知っておきたいことの一つに、その国や地域の休日があります。せっかくの旅行ですからショッピングもたっぷり楽しみたという時に、休日でどこもお休み、なんていうのはちょっと残念ですものね。

ポーランドでもちょうど日本のゴールデンウイークの時期にメーデー(5月1日)から始まる大型連休があります。

公には5月1日がメーデー。5月3日が憲法記念日。土曜、日曜がうまくかみ合うと5連休くらいの大型連休になるのは日本と同じようです。

もっとも観光地やワルシャワのホテル周辺などは、観光客のためにオープンしているところが多いようですが、復活祭の時だけは別です。

カトリックが文化の根幹にもなっているポーランドでは復活祭はクリスマスと同等の一大イベント。各家庭や地域でにぎやかに復活祭を祝うのとは対照的に、たいていの場合は商店も閉まり、市街地は静まり返っています。

この復活祭ですが、年によって日にちがかわる移動祝日。春分の日の後の最初の満月の次の日曜日にキリストの復活が祝われ、その翌日の月曜日がイースターマンデーという休日になります。ちょっとややこしいですよね。

もちろん誰もが春分の日から月の満ち欠けを見守っているわけではなく、カトリック圏のカレンダーにこういった行事が書き込まれているわけです。

復活祭と深い関係のある聖霊降臨祭と聖体祝日も移動祝日で、復活祭から50日目、聖体の祝日は60日目になります。

ポーランドの祝日はこんな風にカトリックの行事カレンダーによって決まっているのですね。

ポーランドのカレンダー
▲ ポーランドのカレンダーです。2015年のものでごめんなさい。それぞれの日付けの下に聖人の名前が書き込んであります。
日ごとに守護聖人が決められていて、生まれた赤ちゃんはお誕生日の守護聖人にちなんで名前が付けられることが多いとのこと(必ずではないけれど)。
この命名日については、また別の機会にお話ししようと思います。

ポーランドの休日およびカレンダーはこちらをご参照ください。

休日にはならないけれど国民的な行事、例えば日本でいえば雛祭りやバレンタインデーなども、カトリックのカレンダーに従っているものが多いようです。
こういう行事はカトリックのお祭りなので、ポーランド独自ではなくカトリック圏共通の行事です。

皆さんもどこかで見聞きしたことがおありでしょうか、代表的な行事には次のようなものがあります。

 

<脂(あぶら)の木曜日 Tłusty Czwartek>

四旬節(復活祭の46日前)の直前の木曜日。四旬節というのはキリストが捕らえられて十字架で処刑され、死後に復活するまでの一番苦難の時期をさします。この期間はキリスト教徒はキリストの受難を思い、つつましく生活することがよしとされて、お祝い事などは控えられるのであまりごちそうにあずかる機会がないようです。敬虔なクリスチャンのご家庭では肉食も控えられるとか。

そこで!というわけではないのでしょうが四旬節が始まる直前にはたっぷり甘いもの、油分の豊富なものを食いだめしちゃおうというのが脂の木曜日です。

ポーランドではこの日、ポンチキという甘いドーナツをたくさん買い込み、一人当たり2つ…いいえ、3~4個もドーナツを食べる習慣があります。
ドーナツ屋さんは大忙しです。

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▲ この写真はポンチキではなく、某コンビニで買ってきたドーナツです。クリスチャンではない夫も脂の木曜日のような行事を祝わないのはちょっと寂しいみたい。そこで毎年、 日本のドーナツでお祝いしています。
一緒に同じものをパクつくっていうのは何だか楽しいです。

 

<ヨハネ・パウロ2世の日 Dzień Jana Pawła II>

11月16日 ポーランド出身の法王ヨハネパウロ2世を、ポーランドの人々は深く敬愛しています。肖像画が記念紙幣になったり、お土産物やポーリッシュポタリーにも肖像画描かれたものがたくさん販売され、観光土産というより各ご家庭からの需要のようです。

どうして11月16日なのか調べてみましたが、理由はわかりませんでした。ポーランド人の夫でも知らないようです。

 

<ミコワイキ Dzień św. Mikołaja (Mikołajki)>

12月6日 ミコワイは日本でいうサンタクロースのこと。この日は子供たちがミコワイからクリスマスプレゼントをもらえる日です。もちろん、クリスマスイブにもクリスマスの当日にもプレゼントはもらえます。

ポーランドの子供たちはなんて羨ましいんでしょう!おもちゃ屋さんは大忙しです。

 

もしポーランドを旅行するならば、季節に加えて国民行事やお祭りに合わせて日程を選ぶことをお薦めします。
知人のご家庭や地域の行事の様子で、ポーランドの文化をより一層味わっていただけるでしょう。



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