ポーランドの素敵なベンチ



「日本は公共の建物の周りや、公園でさえ座れる場所が少ないね。」と夫と外出中にふと言われました。あ、申し遅れましたが、夫はポーランド人です。

たしかに駅周辺、公共の建物やショッピングモールでもあまり座って一息つける場所って、日本ではあまりないかもしれませんね。

Poland bench
ワルシャワ 自由広場 World Travelより

休日の散歩やお買い物帰りに、ちょっと歩き疲れて腰をおろしたいなって思っても屋外に椅子やベンチを探そうと思うとなかなか見当たらないです。

意識的にそうしているのかも知れないし、それで飲み、食べ散らかしやゴミが放置されないのは確かでしょうけれど、できればショッピングモールや広場などには、いわゆる「憩い」のためのベンチがもうちょっとほしい気もします。

その点、ポーランドでは、観光写真を見ても、市民が市街地でちょっと座れるベンチが多く配置されているようです。

上の写真はポーランド、ワルシャワの自由広場。人々が束の間、憩いを楽しんでいる姿が風景に溶け込んで、羨ましい気もします。なんだかゆとりを感じますよね。座って一息つく、ということを当たり前のこととして街が受け入れてくれているようにも感じます。その代わりと言えるかもしれませんが、路上にはゴミの放置が目立つそうです。

ポーランド ベンチ ワジェンキ公園

ポーランドワルシャワ ワジェンキ公園 ~ポーランド政府観光局のブログより

なんでも、日本の場合、市街地や公園でさえベンチを配置するにあたっては消防署の現地調査を経て許可が下りなければならないらしく、例えばショッピングモールの運営側がメインストリートにベンチをたくさん並べて広場のようにしたい、なんて芸術的な計画を立てても、都市計画や消防法との兼ね合いでなかなかそうはいかないそうです。

どうやらお客様の回転率優先の考え方やゴミ対策以外にも、いろいろ壁はありそうですね。


ポーランド ベンチ ユリアントゥーヴィム ウッヂ ピョートルコフスカ

 

 

 

 

 

上の写真はポーランドの中央にある都市、ウッヂのメインストリート、ピョートルコフスカ通りにある、詩人ユリアン トゥーヴィムの銅像です。

観光客が銅像と一緒に腰かけてトゥーヴィムと記念撮影できるという素敵なアイディアのベンチ。

トゥーヴィムの鼻が白っぽくなっているのは、人々が銅像の鼻をなでるためピカピカに磨かれてしまったかららしいです。トゥーヴィムはちょうど「機関車トーマス」みたいな、機関車が主人公の詩で、ポーランドでは子供から大人までとっても親しまれた詩人。彼の特徴であるわし鼻をなでるとラッキーに恵まれるというのがいつの間にか言い伝えになったということです。

ピョートルコフスカ通りの左右には、他にも地元ウッヂ代表する芸術家などの銅像ベンチがいくつも並んでいるとのこと。アートだし、愛嬌があるし、そして「一緒に座れる」場所を提供してくれるというのは、おもてなしの国といわれるポーランドらしい思いやりが感じられます。

「日本は美しくてとても衛生的な国だけれど、ベンチで憩えるという点ではポーランドの方がゆとりがあるね。」と夫が遠慮がちに言っておりました。


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